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公衆衛生研究会

「金沢大学公衆衛生学研究会の趣旨」

 ご存知のように、21世紀は「環境の時代」、「予防の時代」といわれております。昨今の環境問題は、これまでにない様々な複雑な様相を呈してきました。その中心は、文明の発展とともに生じた副産物による人為環境、特に大気汚染から端を発した地球温暖化の問題、水質、土壌を汚染してきた化学物資、特に環境ホルモンによる生体影響、電磁波などの目に見えない通信環境による不安、近年のアレルギーの増加をもたしている新しいアレルゲンの出現などです。これらを解決する間に、新たな環境問題が出現するといった具合です。本研究会では、これらの新時代の環境問題を中心に、環境と生体の関わりを解明し、その健康に与える影響を改善する方策を考案し、社会的に応用できる対策を立てることを目標の1つとしております。
 環境医学とは、予防医学という大きい特徴を兼ね備えております。生活習慣病をはじめとする慢性疾患の治療上の進歩は急速に進みましたが、QOLの点からみれば、予防に勝る医療はないことは明らかです。特に超高齢化社会の到来を向かえ、医療・福祉制度が急激に変化しており、公衆衛生学に携わる者にとって、国や県あるいは市町村、企業からの情報をいち早く正確に把握する必要があります。その意味で、本研究会は、健康や福祉の現場に携わる様々な業種の人たちの予防医学や健康福祉施策についての情報交換の場として活用されることも大きな目的としております。  今日の大学は、教育・研究以外に地域貢献が大きく求められます。本研究会は、大学発信ではありますが、現場の方々の御指導を得まして本研究会員相互の有機的連携でもって石川県ならびに金沢市の方々の健康の向上に役立てばと願う次第です。
平成19年3月22日
金沢大学公衆衛生学研究会発起人
金沢大学大学院医学系研究科環境生態医学(公衆衛生学)教授 中村裕之

月に一度の夕方(6:00-8:30)、
公衆衛生学セミナーを行っています。

内容は、中村教授の「基礎統計学入門」を毎回のシリーズとして展開し、アレルギー分野と社会医学テーマについてそれぞれ講師を招いてレクチャーを行っていただきます。 基礎、臨床、様々な分野での研究に必要な知識です。学内外を問わず、是非受講したい、学びたいという方を歓迎します。一般市民の受講も歓迎します。出席は無料です。

場所: 医学部F棟1F(宝町キャンパス地図 28番の建物) 修士課程セミナー室

各回のテーマは、決まり次第、随時HPに掲載していきます。 最新のセミナー情報はこちら

受講を希望される方は、下記連絡先までメールください。

公衆衛生学研究会の様子が、中日新聞(2008年10月11日朝刊)に掲載されました。

平成25年度 公衆衛生学研究会 

開催日 講演1

6:00PM-7:00PM
講演2

7:00PM-7:30PM
第54回
5/2
(木)


     中村裕之先生
「論文がアクセプトされるための

統計学 入門編」

     金子達雄先生
(北陸先端科学技術大学院大学)

「巨大マイクロ分子『サクラン』の物理化学」

第55回
6/13
(木)

     中村裕之先生

「論文がアクセプトされるための

統計学 入門編」

     小林孝之先生

(金沢大学大学院自然科学研究科 特任教授、アニマルクリニックこばやし 院長)

「獣医師が直面する公衆衛生学的問題と私の動物臨床」

 

平成25年度公衆衛生学研究会 

開催日 講演1

6:00PM-6:30PM
講演2

6:30PM-7:30PM
第56回
9/12
(木)

     中村裕之先生

「論文がアクセプトされるための

統計学 応用編」


      中村幸志先生

 (金沢医科大学公衆衛生学)

「循環器疾患危険因子が医療費に及ぼす影響-健康診断データとレセプトデータを用いた医療費の分析-」

第57回
10/10
(木)

     中村裕之先生

「論文がアクセプトされるための

統計学 応用編」

      岡澤孝雄先生

(金沢大学医薬保健研究域医学系寄生虫感染症制御学)

「蚊の行動」

第58回
11/14
(木)

     中村裕之先生

「論文がアクセプトされるための

統計学 応用編」

※11/14に変更しました。

      笠原友子先生

「糖尿病は栄養を取れば健康に戻る」

※11/14に変更しました。


平成25年度公衆衛生学研究会

開催日 講演1

6:00PM-6:30PM
講演2

6:30PM-7:30PM
 

 

 


平成23年度の公衆衛生学研究会

平成22年度の公衆衛生学研究会

平成21年度の公衆衛生学研究会


平成20年度の公衆衛生学研究会


平成19年度の公衆衛生学研究会